PCに取り付けしたIDE接続のハードディスクが認識しない(スリープが使えるようになった)
Windows10にアップグレードした古いPCにIDE接続のハードディスクを取り付けで書いた通りなのですが、Windows10にアップグレードした古いPCにIDE接続のハードディスクを取り付けしました。
そして、IDE接続のハードディスクを取り付け後にPCの電源を入れた所、 「BIOSでブートドライブとしては認識しているのに、接続しているドライブとしては、ハードディスクを認識していない」 という問題が発生し、OS(Windows10)がインストール出来ないという事が発生しました。
OS(Windows10)をインストールしようとしても、OSをインストールするドライブを選択する画面で、 「ドライブが見つかりませんでした。」 と出てOSがインストール出来ない状態でどうすれば良いのか色々と考える事になりました。
結果としては、IDE接続のハードディスクを正常に認識するようにし、無事にOS(Windows10)のインストールが完了し、正常にスリープも使えるようになりました。
下記は、その 「BIOSでブートドライブとしては認識しているのに、接続しているドライブとしては、ハードディスクを認識していない」 という問題の解決までの過程です。
■ IDE接続のハードディスクの故障を疑ってみました
Windowsの中ではWindows95が最新OSだった頃に使っていたハードディスクで、既に10年以上は保管していたハードディスクのハズなので(その間1度も通電もしていない)、最初にIDE接続のハードディスクの故障を疑いました。
ただ、Windows95のPCからハードディスクを取り外した後に、中のデータは消さずにそのまま放置の状態で、OSも残ったままの状態で、エラーが出てOSの起動は出来ないものの、IDE接続のハードディスクの読み込みは行っている状態で、ハードディスクが故障してBIOSで認識していないのなら、そもそも読み込みすらしません。
なので、ハードディスクが故障していない可能性もあり、BIOSで認識する方法が無いか考えてみる事にしました。
■ ダメ元でIDE接続のハードディスクのジャンパーの設定を変えてみました
ジャンパー設定は、あっていると思いつつも、ハードディスクに書いてあるジャンパーの設定を参考に、ダメ元でジャンパーの設定を変えてみる事にしました。
「マスター」 の設定から最初は、ジャンパーの設定を 「スレーブ」 に変更し、次に 「ケーブルセレクト」 にジャンパーの設定を変更し、試してみましたが、どちらも結果は同じで、OSをインストール出来ないという状況は何も変わりませんでした。
やはり、ジャンパーの設定は、 「マスター」 で良いハズなので、ジャンパーの設定をマスターに戻し、次の方法を考える事にしました。
■ WindowsXPのインストールディスクを使ってみました
Windows10ではIDE接続のハードディスクに対応出来ずに認識しないのかな
と考えWindowsXPのインストールディスクを使ってハードディスクが認識するかを試してみました。
ですが、この写真のように 「コンピュータにハード ディスク ドライブがインストールされていませんでした」 と出て、OSがインストール出来ない状況は何も変わりませんでした。
■ IDE接続のハードディスクを直接繋いでみました
OS(Windows10)のインストール先を選ぶ画面にある 「ドライバーの読み込み」 をクリックし、フォルダを参照すると、取り付けしているハードディスクの中身が正常に見れる状態でした。
何度やっても、OSのインストール先を選ぶ画面のドライバーの読み込みからはハードディスクの中身が正常に見れる状態で、もし認識しないほどハードディスクが壊れているのなら、こう何度も正常に中身は見られないだろうと思います。
もしかして、リムーバブルケースを使っているのが原因でOSのインストール先を選ぶ画面でハードディスクが出てこないのかもしれないと考え、リムーバブルケースは使わずに、IDE接続のハードディスクを直接繋いで見る事にしました。(通常の接続方法)
結果は、これまでと同じで、 「ドライブが見つかりませんでした。」 と出て、OS(Windows10)がインストール出来ない状況は変わりませんでした。
■ マザーボードの説明書を再確認してみました
見落としている点が無いかマザーボード(P5GDC Deluxe)の説明書を再確認してみました。
説明書の2-32を見てみると、 「IDEモードで、IDEデバイスを起動/データハードディスクドライブまたは光ドライブなどのコネクタに接続できます。」 とあります。
なので、BIOSの設定が、IDEモードになっているか再確認してみましたが、やはり、IDEモードになっています。
肝心な所の見落としをしているかもしれませんが、1時間ほど説明書に解決策が無いか探してみましたが、特に解決できる情報を探し出す事は出来ませんでした。
■ BIOSのバージョンを変更してみました
ASUSのマザーボード(P5GDC Deluxe)のBIOSの全バージョンを試してみましたで書いた通りなのですが、BIOSのバージョンを 「ベータバージョン 1012-002」 にしたので、BIOSが原因かとも思い、BIOSのバージョンを変更してみる事にしました。
ベータバージョンは、避けて 「バージョン 1009」 にしてみました。
結果は、これまでと状況は変わらず、 「BIOSでブートドライブとしては認識しているのに、接続しているドライブとしては、ハードディスクを認識していない」 という状況のままでした。(OSがインストール出来ないままでした)
■ RAIDドライバーをインストールしてみました
「SEC_RAID1」 のコネクタにWindows10にアップグレードした古いPCにIDE接続のハードディスクを取り付けで書いたIDE接続のハードディスクを1台しか取り付けしておらず、 「PRI_RAID1」 のコネクタには何も接続していない状態で、BIOSもRAIDの設定にはしていないので、RAIDドライバーは必要ないハズなのですが、もしかすると、RAIDコントローラーが管理している可能性もあるので、ダメ元でRAIDドライバーをインストールしてみました。
また、古いマザーボード(P5GDC Deluxe)なので、Windows10やWindows8と言った新しいOS用のRAIDドライバーが無く、上の画像の赤枠のWindowsXP用のRAIDドライバーを使用しました。(色々な意味でダメ元でした)
ダウンロードしたWindowsXP用のRAIDドライバーをSDカードに書き込み、カードリーダー・ライターを接続して、 「ドライバーの読み込み」 からWindowsXP用のドライバーを読み込んでみました。
そして、WindowsXP用のRAIDドライバーを読み込んだ所、この写真のようにハードディスクが表示されるようになりました。
■ Windows10のインストールが完了し、スリープも正常に使えるようになりました
パーティション分けを、この写真のように変更し、Windows10をインストールしました。
Windows10のインストールは、無事に完了し、現在の所、正常に動作しています。
また、ディスプレイドライバーのインストール後にスリープが使えるようになり、スリープに移行後、1時間や2時間後にスリープから復帰させてもSATA接続のハードディスクの時とは違い、 「スリープから復帰直後にフリーズする」 と言う事は無くなり、正常にスリープが使えるようになりました。
Windows10にアップグレードした古いPCのグラフィックボードの交換(取り付け編)で書いたように、 「スリープに移行して30分などある程度時間が経過してからPCをスリープから復帰させると、復帰直後にPCがフリーズするという問題」 は、SATA接続のハードディスクを上手く制御出来ていない(SATA接続のハードディスクをスリープの状態から上手く復帰出来ていない)のが原因だったようです。
IDE接続のハードディスクだと上手く制御して、スリープの状態から復帰できるようになりましたが、SATA接続のハードディスクに比べると、PCの動作が少し遅いです。
ただ、当初の節電の為にスリープが使いたいという目的通り、スリープが使えるようになりました。
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そして、IDE接続のハードディスクを取り付け後にPCの電源を入れた所、 「BIOSでブートドライブとしては認識しているのに、接続しているドライブとしては、ハードディスクを認識していない」 という問題が発生し、OS(Windows10)がインストール出来ないという事が発生しました。
OS(Windows10)をインストールしようとしても、OSをインストールするドライブを選択する画面で、 「ドライブが見つかりませんでした。」 と出てOSがインストール出来ない状態でどうすれば良いのか色々と考える事になりました。
結果としては、IDE接続のハードディスクを正常に認識するようにし、無事にOS(Windows10)のインストールが完了し、正常にスリープも使えるようになりました。
下記は、その 「BIOSでブートドライブとしては認識しているのに、接続しているドライブとしては、ハードディスクを認識していない」 という問題の解決までの過程です。
■ IDE接続のハードディスクの故障を疑ってみました
Windowsの中ではWindows95が最新OSだった頃に使っていたハードディスクで、既に10年以上は保管していたハードディスクのハズなので(その間1度も通電もしていない)、最初にIDE接続のハードディスクの故障を疑いました。
ただ、Windows95のPCからハードディスクを取り外した後に、中のデータは消さずにそのまま放置の状態で、OSも残ったままの状態で、エラーが出てOSの起動は出来ないものの、IDE接続のハードディスクの読み込みは行っている状態で、ハードディスクが故障してBIOSで認識していないのなら、そもそも読み込みすらしません。
なので、ハードディスクが故障していない可能性もあり、BIOSで認識する方法が無いか考えてみる事にしました。
■ ダメ元でIDE接続のハードディスクのジャンパーの設定を変えてみました
ジャンパー設定は、あっていると思いつつも、ハードディスクに書いてあるジャンパーの設定を参考に、ダメ元でジャンパーの設定を変えてみる事にしました。
「マスター」 の設定から最初は、ジャンパーの設定を 「スレーブ」 に変更し、次に 「ケーブルセレクト」 にジャンパーの設定を変更し、試してみましたが、どちらも結果は同じで、OSをインストール出来ないという状況は何も変わりませんでした。
やはり、ジャンパーの設定は、 「マスター」 で良いハズなので、ジャンパーの設定をマスターに戻し、次の方法を考える事にしました。
■ WindowsXPのインストールディスクを使ってみました
Windows10ではIDE接続のハードディスクに対応出来ずに認識しないのかな

ですが、この写真のように 「コンピュータにハード ディスク ドライブがインストールされていませんでした」 と出て、OSがインストール出来ない状況は何も変わりませんでした。
■ IDE接続のハードディスクを直接繋いでみました
OS(Windows10)のインストール先を選ぶ画面にある 「ドライバーの読み込み」 をクリックし、フォルダを参照すると、取り付けしているハードディスクの中身が正常に見れる状態でした。
何度やっても、OSのインストール先を選ぶ画面のドライバーの読み込みからはハードディスクの中身が正常に見れる状態で、もし認識しないほどハードディスクが壊れているのなら、こう何度も正常に中身は見られないだろうと思います。
もしかして、リムーバブルケースを使っているのが原因でOSのインストール先を選ぶ画面でハードディスクが出てこないのかもしれないと考え、リムーバブルケースは使わずに、IDE接続のハードディスクを直接繋いで見る事にしました。(通常の接続方法)
結果は、これまでと同じで、 「ドライブが見つかりませんでした。」 と出て、OS(Windows10)がインストール出来ない状況は変わりませんでした。
■ マザーボードの説明書を再確認してみました
見落としている点が無いかマザーボード(P5GDC Deluxe)の説明書を再確認してみました。
説明書の2-32を見てみると、 「IDEモードで、IDEデバイスを起動/データハードディスクドライブまたは光ドライブなどのコネクタに接続できます。」 とあります。
なので、BIOSの設定が、IDEモードになっているか再確認してみましたが、やはり、IDEモードになっています。
肝心な所の見落としをしているかもしれませんが、1時間ほど説明書に解決策が無いか探してみましたが、特に解決できる情報を探し出す事は出来ませんでした。
■ BIOSのバージョンを変更してみました
ASUSのマザーボード(P5GDC Deluxe)のBIOSの全バージョンを試してみましたで書いた通りなのですが、BIOSのバージョンを 「ベータバージョン 1012-002」 にしたので、BIOSが原因かとも思い、BIOSのバージョンを変更してみる事にしました。
ベータバージョンは、避けて 「バージョン 1009」 にしてみました。
結果は、これまでと状況は変わらず、 「BIOSでブートドライブとしては認識しているのに、接続しているドライブとしては、ハードディスクを認識していない」 という状況のままでした。(OSがインストール出来ないままでした)
■ RAIDドライバーをインストールしてみました
「SEC_RAID1」 のコネクタにWindows10にアップグレードした古いPCにIDE接続のハードディスクを取り付けで書いたIDE接続のハードディスクを1台しか取り付けしておらず、 「PRI_RAID1」 のコネクタには何も接続していない状態で、BIOSもRAIDの設定にはしていないので、RAIDドライバーは必要ないハズなのですが、もしかすると、RAIDコントローラーが管理している可能性もあるので、ダメ元でRAIDドライバーをインストールしてみました。
また、古いマザーボード(P5GDC Deluxe)なので、Windows10やWindows8と言った新しいOS用のRAIDドライバーが無く、上の画像の赤枠のWindowsXP用のRAIDドライバーを使用しました。(色々な意味でダメ元でした)
ダウンロードしたWindowsXP用のRAIDドライバーをSDカードに書き込み、カードリーダー・ライターを接続して、 「ドライバーの読み込み」 からWindowsXP用のドライバーを読み込んでみました。
そして、WindowsXP用のRAIDドライバーを読み込んだ所、この写真のようにハードディスクが表示されるようになりました。
■ Windows10のインストールが完了し、スリープも正常に使えるようになりました
パーティション分けを、この写真のように変更し、Windows10をインストールしました。
Windows10のインストールは、無事に完了し、現在の所、正常に動作しています。
また、ディスプレイドライバーのインストール後にスリープが使えるようになり、スリープに移行後、1時間や2時間後にスリープから復帰させてもSATA接続のハードディスクの時とは違い、 「スリープから復帰直後にフリーズする」 と言う事は無くなり、正常にスリープが使えるようになりました。
Windows10にアップグレードした古いPCのグラフィックボードの交換(取り付け編)で書いたように、 「スリープに移行して30分などある程度時間が経過してからPCをスリープから復帰させると、復帰直後にPCがフリーズするという問題」 は、SATA接続のハードディスクを上手く制御出来ていない(SATA接続のハードディスクをスリープの状態から上手く復帰出来ていない)のが原因だったようです。
IDE接続のハードディスクだと上手く制御して、スリープの状態から復帰できるようになりましたが、SATA接続のハードディスクに比べると、PCの動作が少し遅いです。
ただ、当初の節電の為にスリープが使いたいという目的通り、スリープが使えるようになりました。
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IDE接続のハードディスク用のリムーバブルケースの準備
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ハードウェアRAID(RAID1:ミラーリング)した時のOSのインストール方法
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