電源(ENERMAX:EPF500AWT)を買ってみました。
ENERMAXのEPF500AWTを実際に使ってみると、これまで使ってきたENERMAXの違う電源(EPM500AWT)と同様に電圧も安定して動いています。
また、今回購入した電源(EPF500AWT)は、電源に内蔵されている冷却ファンを起動時に10秒間逆回転させる事でホコリが溜まりにくい構造になっています。
ただ、この冷却ファンを起動時に10秒間逆回転させる状態の映像を撮影してみても、回転方向が変わるときに冷却ファンが一瞬止まるといった映像になるだけで回転方向はわかりにくいと言った映像になるだけだったので、この映像は掲載する予定はありません。
冷却ファンを起動時に10秒間逆回転させる機能は、メーカーホームページに掲載されている動画を確認された方がわかりやすいと思います。
今回組み立てした時に購入した自作PCのパーツ関連の記事のリンクはこちらにまとめてあります。
■ 電源(ENERMAX:EPF500AWT)を買ってみました。
同じ電源を購入しても購入するタイミングによって付属品などの内容が変わったりする可能性もあるので、参考程度にして下さい。
パッケージは、こんなので電源の説明は英語表記でした。
また、パッケージの外側からでもシリアルナンバーが確認できるようになっています。
(故障したものとの、すり替えの対策なのかもしれませんが、最近パッケージの外側にもシリアルナンバーの記載があると言ったものが多いです

パッケージにこう言った説明があり、日本語の説明は、メーカーのホームページで確認して欲しいようです。
今回購入した電源(EPF500AWT)は、全てのコンデンサが日本製になっていますが、電源自体の製造国は、中国のようです。
購入タイミングによって、製造国が変わる可能性はあります。
パッケージを開けると、こんな風に電源が梱包されており、説明書なども入っています。
緩衝材を取ると、袋に入った電源本体が出てきます。
乾燥剤も入っていますが、パッケージを包んでいたビニールに空気抜きの為


電源本体が入っている隣の箱を開けると、各種ケーブル類などが入っています。
電源本体に取り付けされている冷却ファンの反対側には各出力の詳細が記載されています。
これまで使ってきたENERMAXのEPM500AWTはENERMAXのロゴがシール(年数が経過すると剥がれてくる)でしたが、今回購入した電源(EPF500AWT)は、金属のプレート(だと思う)でした。
また、電源本体のオン・オフのスイッチも付いています。
ただ、このスイッチでパソコンの電源を切ると、パソコンが故障をする原因になる為、このスイッチでパソコンをシャットダウンする事はできません。
(マザーボードによっては、BIOSで設定する事で、このスイッチでパソコンの電源が入るようにはできます)
電源本体のマザーボードなどに電力を供給するコネクターは、こんな風にコネクターの入る所の形状の組み合わせを1つ1つ変える事で間違った所にケーブルを接続できないようになっています。
また、表記もあるので、ちゃんと確認すれば、間違える事も無いと思います。
同じ8pinのケーブルですが、この写真のように何に使うケーブルかの表記もあります。
(CPUがマザーボードの4pinまたは8pin用、PCI-Eがグラフィックボード用です)
コネクター自体の形状は同じですが、引っかける為の爪の太さが違う為、電源本体に接続するコネクターとパーツ側に接続するコネクターを間違える事も無いようになっています。
また、PCI-E(グラフィックボード用)のケーブルは、電源本体に接続する側のコネクターとグラフィックボードに接続するコネクターの形状が異なるので無理に接続しようとするなどしなければ接続できるようにしか接続できません。
(マザーボード上の8pinのコネクターと形状が違う為、ずらして一部の端子だけ接続するなど変な事をしなければ、マザーボード上の8pinのコネクターには接続できないようになっています)
24pinのコネクターは、電源本体の側とマザーボード側とでピンの数が異なったケーブルになっているので、ちゃんと確認すれば間違う事は無いようになっています。
ケーブルをキレイに整える為のガイドや電源本体をPCケースに取り付ける為のネジの他、メーカーの写真には無かった結束バンドも付属していました。
■ 電源(ENERMAX:EPF500AWT)の使用前の電圧のチェック
ただ、無負荷の状態なので、電源に負荷がある程度かかった時にのみ問題が起きると言った故障は、こう言ったテスターでは発見できません。
また、電源によっては、無負荷の状態だと安全の為、電源が起動しないようになっているものもあるようで、そう言った電源の場合は、こう言ったテスターではチェックができないようです。
上のテスターの写真を見ると、私の持っているテスターと各項目の表示位置が違うようで、他の仕様も変更があるかもしれませんが、下記のようにテスターで電源をチェックしました。
Intelは、電源の使用範囲(電圧)を下記のように規定しています。
(今回はAMDのCPUですが、AMDの規定しているものを見つける事ができず、IntelのCPUにも使える電源なので下記を使いました)
下記の写真を見て頂くと、PGという項目もあると思います。
PGは、パソコンの起動時に電源が起動用の信号をマザーボードに送っており、この起動用の信号を電源がどの位の時間でマザーボードに伝えているかという数値になります。
なので、電源の電圧や電流が正常でも、この起動用の信号を電源が送る事ができない状態の場合、パソコンは起動できなくなります。
(今回はAMDのCPUですが、AMDの規定しているものを見つける事ができず、IntelのCPUにも使える電源なので下記を使いました)
誤差範囲 | 最低 | 最高 | |
+12V1 | ±5% | 11.40V | 12.60V |
+12V2 | ±5% | 11.40V | 12.60V |
+5V | ±5% | 4.75V | 5.25V |
+3.3V | ±5% | 3.14V | 3.47V |
-12V | ±10% | 10.80V | 13.20V |
+5VSB | ±5% | 4.75V | 5.25V |
PGは、パソコンの起動時に電源が起動用の信号をマザーボードに送っており、この起動用の信号を電源がどの位の時間でマザーボードに伝えているかという数値になります。
なので、電源の電圧や電流が正常でも、この起動用の信号を電源が送る事ができない状態の場合、パソコンは起動できなくなります。
テスターの使い方は、マザーボードに接続する24pinのコネクターと計測したいコネクターをテスターに接続して、電源のコンセントをコンセントに繋ぎ、電源にスイッチがある場合は電源のスイッチもオンにする事で数値がテスターのディスプレイに表示され計測ができます。
ただ、私の持っているテスターは、マザーボードに接続する8pinのコネクターまたはグラフィックボードに接続する6pinのコネクターのどちらかを接続していないと、異常検出時のアラームが鳴り続ける為、SATAのコネクターなどをチェックする時は、このどちらかを接続しています。
最初にマザーボードに接続する24pinのコネクターとマザーボードに接続する補助電源の8pinのコネクターを接続し、上記の表を参考に各電圧が正常の範囲内かをチェックしました。
また、写真の8pinのコネクターにグラフィックボード用の8pinのコネクターを接続する事は、物理的には可能ですが、計測は不能です。
(少なくとも私の持っているテスターは、マザーボードに接続する補助電源の8pinのコネクター専用のようです)
次に、24pinのコネクターとグラフィック用の8pinのコネクターを6pinの状態に分離させてグラフィック用のコネクターを上記の表を参考に電圧のチェックをしました。
(計測前にマザーボードに接続する補助電源の8pinのコネクターは抜いておきます)
次に、ペリフェラル4ピンのチェックをしました。
ペリフェラル4ピンは、左の+12Vと+5Vのパイロットランプが点灯すれば正常です。
次に、SATA(シリアルATA)の電源コードのチェックをしました。
SATAの電源コードは、左のパイロットランプ全て(+12V、+3.3V、+5V)が点灯すれば正常です。
また、私の持っているテスターの場合、SATAの電源コードは、物理的には表裏関係無く差し込めますが、テストできるのは片方のみです。
(接点がある方をテスターとコネクター共に確認してテスターに接続する必要があります)
使う事は無いと思いますが、内蔵フロッピーディスクドライブ用のコネクターもチェックをしました。
内蔵フロッピーディスクドライブ用のコネクターは、左の+12Vと+5Vのパイロットランプが点灯すれば正常です。
また、今回購入した電源の内蔵フロッピーディスクドライブ用のコネクターは、こう言ったペリフェラル4ピンから変換するだけのものなので、ペリフェラル4ピンをチェックして正常なら問題無いかもしれませんが、結線が間違っていると故障の原因になるので、念の為内蔵フロッピーディスクドライブ用のコネクターのチェックもしました。
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